ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、バルセロナはスリが世界一多い都市といわれてます。日本人は一番のカモらしく、日本人の被害を耳にするたびに、心が痛みます。また街で日本人らしき旅行者を見かけるとつい大丈夫かなと目で追ってしまいます。ガイドブックなどで旅行前にスリについて読んでいらっしゃるとは思いますが、今一度ご一読ください。
スリやの多いところとその手口例
スリの多発するところといえば、主要なメトロの駅、メトロ車内、サグラダファミリアやカタルーニャ広場、グエル公園、ランブラス通りなどの観光地等で、言ってしまえば、バルセロナ市内観光客が行きそうなところはすべて、となってしまいます。
以下はスリの手口のほんの一例です。スリはチームで動いていて手口も年々巧妙になっているようです。
- メトロ内のエスカレーターで前後スリに挟まれてすられる
- ケチャップスリ(服に汚れがついてますよと親切に声をかけてきて、気をそらされている間にすられる)
- スマホを卓上においてテラステーブル席にいると、観光客のふりをしたスリが地図等を広げて質問してきて、気づかないうちに地図で隠れて見えないスマホを盗まれる。
- メトロで切符を買う際、バッグのジッパーが開いたままで販売機に気を取られていると、後ろからすられる。
- 混んだメトロ内で上着で手元を隠して寄ってくる人がいたら、日本と違って痴漢ではなくスリの可能性大
- ホテルのチェックイン時も荷物から目を離すと置き引きにあう(私の友達はホテルのロビーだからと油断していてやられました)
最低限のスリ対策
結局常に注意が必要なんですが、それでは疲れて観光もままならない。私は友達には最低限の対策として、バッグはジッパーつきの斜めがけのもので体の前側にするように伝えています。(こちらに住むようになって私は片方の肩にかけるだけのバッグは使ったことありません。)万一に備え、現金も大金は持ち歩かず最小限にし(大体どこでもクレジットカードが使えます)、パスポートも(必要ならコピーを携帯)持ち歩かないほうが良いです。バックパック使用の場合は、メトロ車内や人混みでは体の前に抱えるように持ったほうがいいです。
まとめ
- バッグは斜めかけで、ジッパー付きのもの。
- バックパックはメトロ内や人混みでは前に抱える。
- スリの多い観光地で親切に声をかけてくる人や道を聞いてくる人には注意。
- レストランやカフェで食事中テーブルの上にスマホを置きっぱなしにしない。
- チェックイン時も荷物から目を離さない。
- カメラを首から下げて移動しない(今でもたまにメトロ内で見かけて心配になります)
盗難にあうと、金銭的被害はもちろんですが、精神的ショックがかなり大きいです。最後まで楽しい旅行で帰国できるよう十分気を付けてくださいね。
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