ある日の1枚

サグラダファミリアそばのガウディ通りでひと休み

朝から歯科アポの日のこと。

場所がサグラダファミリア近くだったので、早く終わったあと、サグラダファミリアからサンパウ病院にむかって斜めに伸びるガウディ通りで少しのんびりすることにした。

真ん中の遊歩道の両側に並ぶベンチにぽつぽつと人が座っている。平日の朝だからか高齢者が多い気がする。

12時半(スペインでは朝扱い)だったが、まだカフェのテラスが空いてないので、私もベンチにすわってみる。

鳩に餌をやっている老夫婦もいて何となくほほえましい。

Bon Dia

と言われ顔をあげると、おばあちゃんが私が座っているベンチの反対側の端っこに座った。

(コロナの影響で間隔をあけてベンチの端っこにみな座る)

Holaと返して、ふと気づく。

あれ。向かいのベンチも、隣のベンチも、他にもあいてるベンチいっぱいあるのに。おばあちゃん、なんでここに来たのかな?と。😅

でもちゃんと挨拶をして座ってくれたのはなんだか嬉しい。

そのうちおばあちゃんはいってしまった。

コーヒーが飲みたくて、そばのお店にテイクアウトしにいき、今度は違うベンチに座って飲むことにした。

Bon Dia

とまた声をかけられた。今度はおばさんが隣に座る。

手帳を取り出してしばし何かを記入している。今日の予定かな、それとも買い物メモかなーなんて想像してみる。

週末の午後などにこの通りを通過すると、以前は地元民や観光客でいつもごった返していたけれど、今は人もまばらで、みなのんびり静かに座っている。

コロナの影響がなければもう少し観光客でにぎわってたはずなのかな、とも思う。たまにはこんな風に静かなのもいいかも。

Adios とお隣にすわっていたおばさんが、にっこり手をふって去っていった。

道行く人もまばらなのんびりムードで、この時間帯は案外穴場なのだろうか。またお散歩しにきてみよう。