【ミニ知識】　スペインのスーパー入り口によくあるロッカーは何のため？

先日日本から来て間もない友達とスーパーに行ったときに、質問されました。

あのロッカーって何？

これ、そういえば私も初めて来たときに何だこれ、って思ったんですよね。

ロッカーというのはわかるんですけど、誰が使うの？と。おまけにこういう中が丸見えのロッカーが多い。

実はこれ、他のお店ですでに買い物をしてきたものがある場合、ここに入れてからお店に入るんです。

スペインって、買い物した商品が入ったレジ袋を持ったまま店内に入れないんですよ。おそらく盗難防止のためなんだと思いますが、同じ店でも一度レジを済ませた商品が入ったレジ袋をもって、あ、買い忘れたものがあった、とまた中に入ろうとしたら止められたことがありました。

なので、そういう場合は、先に買ったものがはいったレジ袋をこのロッカーに入れていきます。

実は私はいちいちこのロッカーに入れるのがあんまり好きではないんですね。丸見えなの嫌だし、ここに入れたことで盗まれたときいたこともある。なので、私はいつも複数のお店に行くとわかっている時は少し大きめのジッパー付きのバッグをもって行って、そこに最初のお店で買ったものを丸々入れてジッパーを閉めて、次のお店に入ったりします。入りきらない量の場合は、面倒くさいんですが、一度帰宅したり、一日に１店だけにしたりします。

ロッカーに入らない大きな買い物袋の場合は、レジの人に、ここに置いてくね、と伝えてその人のそばに預けていくこともあります。

こういうシステム、日本と比べるとすごーく面倒くさいです。スーパーの出口と入り口も別になってますしね。

こんなことが必要ない日本って、つくづく平和だよなぁ、とふと思います。